マイクロスコープ精密治療|六本木駅から30秒の歯医者は渡邉歯科医院

マイクロスコープ精密治療

当院のマイクロスコープ診療について

マイクロスコープ(手術用顕微鏡)とは?

マイクロスコ―プとは医療用顕微鏡のことで、かねてより耳鼻科、眼科、脳神経外科、心臓外科などの分野で使用されています。近年はこれを歯科用に応用したマイクロスコ―プが誕生し、歯科医療においてもさまざまな治療に活用できるようになりました。
マイクロスコ―プの最大の利点は、肉眼では見えない微細な部分を最大20倍にまで拡大できる点です。歯はとても小さいうえにお口の中は暗くて狭いため、従来の治療では歯科医の手指の感覚や勘に頼らざるをえない場面が多々ありました。しかしマイクロスコ―プを使えばこれまで見えなかった細かい部位が直視できるため、治療をより正確に、精密におこなえるようになります。
一方でマイクロスコ―プを活用した治療は高度な技術を必要とするため、国内で導入している歯科医院はまだそれほど多くはありません。当院ではそのマイクロスコ―プをいち早く導入し、みなさまに安心・安全な治療をご提供しております。

マイクロスコープと肉眼による治療の違い

マイクロスコープと肉眼の治療の大きな違いはその精度です。マイクロスコ―プによる治療では、これまで肉眼では確認しづらかった虫歯の取り残しや歯の細かいヒビなども見逃す心配がありません。またマイクロスコ―プはその強い光で治療部位を明るく照らしてくれるため、歯の内部(根管の入り口やその内部)まではっきり見ることができます。
このようにこれまで“見えなかった”ものが“見える”ようになると治療が的確におこなえるようになり、肉眼による治療よりもその精度が格段に向上します。その結果、治療後も安定した状態を維持できるほか、再発して治療を繰り返すといったことも少なくなります。

  • 肉眼
  • 3.4倍
  • 5.1倍
  • 8.5倍
  • 13.6倍
  • 21.3倍

マイクロスコープ治療のメリットとデメリット

Merit

  • 虫歯の取り残しを防ぎながら、削る量を最小限に抑えられる
  • 肉眼では見逃されがちな小さな虫歯や歯のヒビも早期に発見できる
  • 治療による歯や歯茎へのダメージが少なく、治療後の腫れや痛みを軽減できる
  • 詰め物や被せ物をすき間なくピッタリ装着できる
  • 治療だけでなくクリーニング(歯石除去など)にも活用できる
  • マイクロスコ―プの映像は保存ができるため、患者様も治療の様子を確認できる
  • 治療後の再発が抑えられ、予後が安定しやすい

Demerit

  • 1回の治療時間が長くなることがある
  • 保険が適用できないケースでは費用が高額になる

マイクロスコープが
効果を発揮するケース

マイクロスコ―プは以下のような治療で
その効果を発揮します。

虫歯治療

虫歯治療は“虫歯菌に感染した歯質をすべて取り除くこと”が基本原則です。しかし取り残しをおそれて歯を多く削りすぎてしまうと、健康な歯に大きなダメージを与えてしまいます。 虫歯治療におけるマイクロスコ―プの利点は、視野が広がることで虫歯の取り残しと歯の削りすぎの両方を防ぐことができる点です。健康な歯質を最大限に残しながら虫歯の再発も抑えられるため、治療した後も長くその歯を使い続けることができます。ほかにもマイクロスコ―プには、肉眼では確認しにくい小さな虫歯をいち早く発見し、治療に結びつけられるという利点があります。

虫歯治療

根管治療

歯の内部にある根管は入り口の直径がわずか1mm程度と非常に小さく、その中を肉眼で確認することは困難です。そのため従来の治療では歯科医の勘や感覚に頼る部分が多く、不完全な治療による再発も少なくありませんでした。
しかし視野を最大20倍まで拡大できるマイクロスコープを使用すれば、このような微細な根管も直視しながら治療できるため、従来の治療よりも格段に治療の精度があがります。これにより治療の成功率が向上し、1回の治療で長く安定した状態を維持できるようになります。

歯周病治療

歯周病が進行して歯周ポケットが深くなると、その内側に生じた歯石を肉眼で確認することができません。そのため治療をしても歯石を取り残したり、あるいは無理に除去しようとして歯や歯茎を傷つけてしまったりするおそれがあります。このようなケースでマイクロスコ―プを使用すると、歯や歯茎を傷めることなく、的確に歯石を取り除くことができます。治療によるダメージが少ないため、腫れや出血を抑えられるのも利点です。

歯周病治療

審美歯科

審美治療では歯を削る時や歯型を採取する際にマイクロスコ―プを活用すると、詰め物や被せ物の精度が向上します。精度の高い修復物は歯や歯茎にぴったりとフィットし、段差やすき間が生じることがありません。これにより修復物が長持ちするほか、汚れ(プラーク)も溜まりにくいため虫歯や歯周病のリスクが抑えられます。

審美歯科

インプラント

マイクロスコ―プはもともと心臓外科や脳神経外科など、繊細な作業を要する外科治療に用いられてきました。インプラント治療においてもインプラント体(フィクスチャー)を埋入する手術にマイクロスコ―プが活用されます。
インプラント手術でマイクロスコープを使用すると、歯茎を切開する際に傷口を最小限に抑えられるため、手術後に生じる腫れや痛みが軽減できます。また的確な位置にインプラント体を埋入できるため、血管や神経など他の組織を傷つけることなく安全に治療が進められるのもメリットです。

インプラント